ニュース 金融 作成日:2014年2月11日_記事番号:T00048529
金融持ち株会社、中華開発金融控股(開発金控)は10日、万泰商業銀行(コスモスバンク)を総額230億9,400万台湾元(約780億円)で吸収合併すると発表した。台湾では銀行業界再編が停滞しており、上場商業銀行の合併は6年ぶりとなる。11日付経済日報が伝えた。
開発金控は万泰銀の未保有株式を1株当たり現金13.4元と開発金控の新株0.2株の組み合わせで取得する。増資分を含めると、万泰銀の株式の取得価格は1株当たり15.14元となる。
開発金控は中華開発工業銀行や凱基証券(KGI)を傘下に置くが、これまで商業銀行を持たなかった。今回の株式取得代金は、手持ち現金のほか、中華開発工銀やKGIの減資、開発金控の増資で賄う形となる。
万泰銀は当初、太子汽車集団の系列だったが、現在の大株主は、米SACキャピタルと米ゼネラル・エレクトリック(GE)系のGEキャピタル。
開発金控の張立人副総経理は「台湾の銀行合併は買い手市場で、万泰銀の大株主は損失覚悟で売却に応じた」と指摘した。今回の合併案件は、双方が4月8日に開く臨時株主総会で確定する。
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