ニュース 医薬 作成日:2014年2月11日_記事番号:T00048537
バイオ医薬開発ベンチャー、台湾醣聯生技医薬(グリコネックス)は10日、今後10億台湾元(約34億円)の資金を投じ、台湾初となる米食品医薬品局(FDA)の認証を取得したタンパク質薬のパイロットプラントおよび実験室を設置すると発表した。早ければ今年末までに生産を開始したい考えだ。11日付経済日報が報じた。
グリコネックスは張東玄董事長がかつて教えを受けた糖鎖生物学の世界的権威、箱守仙一郎教授(ワシントン大学)の協力を受けて2001年に創設した企業で、09年には同社が開発した大腸がんの抗体新薬「GNX−8」を大塚製薬に1億9,600万米ドルでライセンス供与。さらに大塚製薬は昨年、グリコネックスに5%を出資し、資本提携を結んでいる。
なお業界では、大塚製薬の岩本太郎社長自らがこのほど台湾を訪れ、タンパク質薬工場の建設など今後の提携計画について協議したとの観測が出ている。これについて張董事長は具体的なコメントを避けたものの、「大塚製薬とは新薬の共同開発を行うのみならず、戦略パートナーでもあり、今後も提携の機会を模索していく」と語った。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722