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1月の機械設備輸出額、前年比4%減


ニュース 機械 作成日:2014年2月11日_記事番号:T00048538

1月の機械設備輸出額、前年比4%減

 台湾区機器工業同業公会(TAMI)がこのほど発表した1月の機械設備輸出額は15億300万米ドルで、前年同月比4.4%減だった。ただ、台湾元が対米ドルレートで3.5%下落したため、台湾元換算では450億台湾元(約1,500億円)となり、減少幅はわずか0.9%にとどまった。11日付工商時報が報じた。

 王正青TAMI秘書長は、最大輸出先の中国向けが31.1%減少したことを1月の輸出額減少の主因に挙げ、マイナス成長は仕方がないと語った。中国向けの大幅減は春節(旧正月)休暇も要因の一つだが、中国政府の金融引き締め政策で資金調達がひっ迫しており、売掛金が回収できなくなるのを恐れた台湾企業が、中国企業への出荷に当たって代金の90%の支払いを要求したことがあるとの見方を示した。

 一方、日本、米国、ドイツ向けはそれぞれ10%以上の成長を見せた。各国の成長要因は、▽日本、円安▽米国、オバマ大統領の「メイドインUSA」提唱を受けた需要の伸び▽ドイツ、欧州景気の回復──を挙げた。