三商行の流通部門は、格安商品や女性向け流行アイテムの販売を強化するため、ＯＬを対象にしたショップ「ｅｔｃ．」を展開する計画だ。また、１億台湾元（約３億3,700万円）以上を投じ、三商百貨の店舗改装を進める。９日付工商時報が伝えた。
流行ショップ「etc.」は、三商百貨の店内のほか、繁華街の小型店舗（45坪）を集中出店し、今年末までに150店舗の展開を目指す。グループの大量調達能力を生かし、日本、韓国、タイから流行衣料、アクセサリーを輸入し、毎月商品の入れ替えを行い、新鮮感を出す。
三商百貨は台湾全土に44店舗を展開しているが、立地は地方都市が中心だ。三商行流通事業部の邱光隆総経理は、「これまで客層は20歳以上だったが、店舗改装で、客層を18歳にまで引き下げたい」と話した。年内に９店舗の改装を進め、系列ファストフード部門の福勝亭、三商巧福などとの連携も強化する。
