ニュース 政治 作成日:2014年2月12日_記事番号:T00048561
台湾行政院大陸委員会(陸委会)の王郁琦主任委員は11日、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の張志軍主任と南京で会談した。1949年の中台分断以来、閣僚級の会談が行われるのは初めてで、歴史的な意義を持つ。12日付聯合報などが伝えた。
握手を交わす王・陸委会主任委員(左)と張・国台弁主任。中台関係が新たな段階に入ったことを象徴している(11日=中央社)
会談は互いを正式な官職名で呼び合うなど、和やかな雰囲気で行われ、張主任は冒頭、「われわれは両岸(中台)関係が再び混乱することがないように決心すべきで、道は逆戻りできない」と強調。王主任委員は「会談は両岸関係が新たな一章に入ったことを象徴しており、両岸の公式往来の正常化に前向きな意義がある」と指摘した。
会談では陸委会と国台弁がトップ以下、各レベルで直接連絡を取り合う体制を構築することで合意したほか、中台の出先機関設置問題や海峡両岸経済協力枠組み協定(ECFA)後の経済協力の進め方などが議題となった。ただ、将来の中台統一を視野に入れた「政治対話」への移行について、踏み込んだ話し合いはなかったもようだ。
王主任委員は、台湾が中台間のECFA後続交渉と同時に、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)と東アジア地域包括的経済連携(RCEP)への加盟を目指し、交渉を進める考えも表明した。
また、王主任委員が張主任の訪台を求めたのに対し、張主任も適当な時期に訪問することを約束した。これにより、中台間では閣僚級会談が定例化する可能性が高まった。
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