タッチパネル大手、介面光電（Ｊタッチ）のメタルメッシュ技術を採用したタッチパネルがＮＥＣのタブレット型パソコンに採用され、３月から量産・出荷が始まるとの市場観測が浮上している。同社は「特定の顧客についてはコメントしない」とした。12日付工商時報が報じた。
同社には中国メーカーの６インチスマートフォンや10インチタブレットＰＣ向けに計100万枚の大型受注を獲得したとの観測も出ており、第２四半期に量産・出荷を開始するとみられている。
Ｊタッチによると、同社が開発したメタルメッシュタッチパネル（５〜２４インチ）のうち、５、７、10インチがスマートフォン、タブレットＰＣ、ノートＰＣへの応用に向けて顧客との共同開発が進められており、早ければ３月末に量産・出荷を開始し、第２四半期の業績に大きく貢献する見込みだ。
Ｊタッチは昨年第４四半期の売上高が前期比31.51％減と大幅に落ち込んだが、現在は第２四半期まで受注見通しが立っており、第１四半期は設備稼働率が80％（前期は60〜70％）まで上昇する見込みで、証券会社から２桁増収が予想されている。
