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マイクロンと東芝から大口受注、ウォルトン低迷脱却へ


ニュース 電子 作成日:2014年2月12日_記事番号:T00048575

マイクロンと東芝から大口受注、ウォルトン低迷脱却へ

 半導体メモリーのパッケージング・テスティング(封止・検査)、華東科技(ウォルトン・アドバンスト・エンジニアリング)は、米マイクロン・テクノロジーのモバイルDRAMや東芝のNAND型フラッシュメモリーの受注で、過去2年続いた低迷から脱却する見通しだ。12日付工商時報が報じた。

 マイクロンは昨年第3四半期のエルピーダメモリ買収後、モバイルDRAMを増産している。ウエハー投入枚数は昨年末の月間14万枚から今年下半期には18万~20万枚に増える見通しだ。同社は自社の生産能力を増やさず、台湾のウォルトン、力成科技(パワーテック・テクノロジー)、南茂科技(チップモス・テクノロジーズ)に委託しており、ウォルトンはうち5割を受注している。市場では今年、64ビットARMプロセッサーが主流となり、モバイル端末に搭載するDRAMの容量は1ギガバイト(GB)から3GBに跳ね上がる見通しで、モバイルDRAMは強い需要が期待できる。

 ウォルトンは今年から東芝のNAND型フラッシュメモリーの封止・検査を受注している。東芝は第2期拡張中のFab5で、下半期以降に19ナノメートル製造プロセスでの量産を予定している。

 ウォルトンの1月売上高は前年同月比11.6%増の7億2,600万台湾元(約25億円)だった。証券会社は、マイクロンと東芝の受注で、今年は前年比1割増収、2倍の増益を予測している。