ニュース 社会 作成日:2014年2月13日_記事番号:T00048581
亡くなった父親の告別式の準備をしようと11日、子どもたちが台中市の市営葬儀場に向かったところ、棺に入れるべき父親の遺体がどこを探しても見当たらない。そこで管理を依頼していた葬儀社に問い合わせた結果、なんと別人と間違えて前日に火葬していたことが発覚した。
台中市の葬儀場、「崇徳殯儀館」を管理する同市生命礼儀管理所の黄朝順・第一組組長によると、間違えて火葬された男性(享年63)の遺体は9日に冷凍庫から取り出して死化粧を行う部屋で解凍した上で11日に告別式を執り行い、その後火葬する予定だった。
しかし、葬儀社の臨時従業員が名札などの確認を怠り、同じく9日に冷凍庫から取り出されて解凍を行っていた男性の遺体(享年83)の遺体と間違えて火葬場に運んでしまったという。ちなみに遺体は2体とも体格が似ていた上、当時、同じ部屋には10体の遺体が並んでいたそうだ。
今回のミスは従業員が確認を怠ったことにあるため、同従業員が勤める葬儀社は、間違えて火葬されてしまった男性の遺族に葬儀費用と賠償金合わせて40万台湾元を支払うことで和解。早めに灰となった遺骨は遺族の元に戻された。
なお葬儀社の代表者は「取り違えられたご遺体も火葬する予定だったからまだ良かったものの、土葬だったらさらに大変なことになっていた」と冷や汗。ミスをした従業員に賠償を求めることも検討していると語った。
ちなみに南投県の廟「玄義宮」の住職、羅山雲氏は、「土葬する予定だった遺体が間違って火葬された場合、子孫に悪運が取り付く可能性があるため、子孫は故人に許しを得た上で納骨しなければならない」と指摘している。
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