ニュース 政治 作成日:2014年2月13日_記事番号:T00048587
中国・南京市を訪問している行政院大陸委員会(陸委会)の王郁琦主任委員は、中台初の閣僚級会談に臨んだ訪問初日に続き、12日は中華民国の「国父」である孫文の陵墓「中山陵」を参拝し、「孫中山(孫文)先生が建国したアジア初の民主共和国である中華民国は(建国から)既に103年がたった」と述べ、中華民国が1949年に台湾に逃れて以降も存続していることを強調した。
王郁琦主委(前中)は、今重要なのは両岸(中台)の現実を見つめて問題に向き合うことだと強調した(12日=中央社)
王主任委員はまた、「陸委会主任委員として国父に敬意を表することができ、大変うれしく感動した。国父が提唱した三民主義、五権憲法は台湾で実践されている」などと述べた。
中国側が王主任委員による中山陵参拝を容認したのは、孫文が中国でも近代中国の父として評価されている上、中台が共に中華民族の復興を図ることをアピールする狙いがあったとみられる。しかし、中国は公式には「中華民国」が49年で消滅したとの立場を取っており、公式の場では「中華民国」という表現を用いないよう台湾側に打診していたとされる。
王主任委員は中国側に過度の配慮はせず、「中華民国」という表現を使い、台湾の一貫した立場を誇示した格好だ。
中国国務院台湾事務弁公室の報道官は、記者会見で巧みに「中華民国」という表現には触れず、神経質な反応を見せた。
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