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ASEへの発注停止、環境団体が呼び掛け


ニュース 電子 作成日:2014年2月13日_記事番号:T00048603

ASEへの発注停止、環境団体が呼び掛け

 環境保護団体、地球公民基金会は12日、半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)は企業としての社会的責任を果たしていないとして、台湾積体電路製造(TSMC)、アップル、ソニーなどに対し、ASEが改善するまで同社への発注を中止するよう呼び掛ける18カ国・50団体の共同声明を発表した。ASEは昨年12月、高雄K7工場から高雄市を流れる後勁渓に廃水を垂れ流したとして高雄市政府環境保護局(環保局)に一部工程の操業停止命令が下されている。高雄市政府は再開の可否を判断するため、あす14日に高雄K7工場を視察するようだ。13日付経済日報が報じた。


地球公民基金会は、環境汚染をやめ、化学物質の使用状況や排出状況を公開すること、操業停止期間中も労働者の権益を侵害しないことも訴えた(リリースより)

 ASEは12日、各界の意見を尊重すると前置きした上で、高雄K7工場の違法排水問題は故意でなく、長期にわたる環境汚染はあり得ないと強調。早期の操業再開に向け、しっかり環境保護対策を取っていくと説明した。

 TSMCは、同社にASEを制裁する権限はないとした。