ニュース 石油・化学 作成日:2014年2月17日_記事番号:T00048646
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス)は、今後2年間で総額329億5,000万台湾元(約1,100億円)を投じて台湾と海外の生産ラインを拡張する計画だ。海外への投資額が全体の約8割を占め、成長が見込める中国、ベトナム、米国の工場が対象だ。拡張完了後、同社の年産額は319億8,000万元増える見通しだ。17日付工商時報が報じた。
中国では江蘇省・昆山電子材料工場の他、寧波プラント(浙江省)のビスフェノールA(BPA)や、広州、恵州、アモイ工場のポリ塩化ビニル(PVC)フィルムなどの生産ラインを拡張する。投資額は計192億1,000万元で、今後2年で新ラインを順に稼働させ、年産額は新たに約219億元に達すると見込む。
ベトナムではPVCフィルムやシート、ポリウレタン(PU)レザーなどの川下製品の拡充が中心で、投資額は計69億元。年産額は新たに約63億元に達する見通しだ。
米国ではアモルファス・ポリエチレンテレフタレート(A−PET)フィルムを新たに年産6,000トン分拡張し、来年3月の稼働を予定する。環境にもやさしい同製品は食品包装などの分野で需要が高まっている。
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