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イノラックス、13年Q4は赤字13億元【表】


ニュース 電子 作成日:2014年2月17日_記事番号:T00048657

イノラックス、13年Q4は赤字13億元【表】

 液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)が14日発表した2013年第4四半期決算は純損失13億3,900万台湾元(約45億円)となり、昨年の四半期で唯一の赤字となった。通年では50億9,600万元の純利益を計上し、5年連続の赤字に終止符を打った。15日付工商時報が報じた。

 段行建・同社董事長は第4四半期の赤字要因について、▽製品構成変更に伴い新製品のサンプル生産が増え、全体の良品率が低下▽設備の減価償却費用が高かった▽投資事業損失など本業外損失の拡大──の3点を挙げた。

 王志超・同社総経理は、第1四半期の見通しについて、大型パネル出荷は前期比5〜15%減少するものの、超高解像度4K2Kテレビパネルなどハイエンド製品の出荷増により製品の平均単価は横ばいを維持すると説明した。一方、中小型パネルはタブレット型パソコンやスマートフォンが非需要期に入るため同30%減の大幅マイナスになるとした。スマートフォン向けの出荷割合が増えるため、平均単価は15〜20%上昇する見込みだ。また、顧客の在庫水準が高いため同社は第4四半期に設備稼働率を6%落とし、第1四半期も84%程度を維持すると語った。