ニュース 電子 作成日:2014年2月17日_記事番号:T00048659
高雄市政府環境保護局(環保局)は14日、半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)の高雄K7工場の稼働再開申請について、専門家による第1回審査委員会を開いた結果、再開の要件を満たしていないと判断し、追加書類の提出を求めた。ASE高雄K7工場のウエハーバンピング工程は昨年12月20日、違法な排水が確認されたことを受けて操業停止命令が下され、ASEは23日に稼働再開計画書を提出していた。同社によると、第1四半期売上高に対する影響は4~5%。15日付経済日報などが報じた。
審査委員会は屏東科技大学の黄益助教授や台湾半導体産業協会(TSIA)の代表者、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)の丁立文処長らが出席した(高雄市環保局リリースより)
審査委員会は、ASEの試運転計画の内容が薄いとして、人員配置、緊急時の対策、試運転の操業要件について追加書類の提出を求め、水質汚染防止措置の水質や水量のバランスについての見直しも求めた。また、K7工場の水質や水量の異常時の緊急対策措置について、作業手順の制定を求めた。
高雄市環保局によると、改善計画が審査委員会を通過してから高雄市が試運転を認める流れで、試運転は3カ月以内、さらに3カ月の延期が可能で、試運転が順調にいけば、正式に稼働再開を認可する。再審査や稼働再開の時期は未定だ。
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