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高雄の台鉄地下化、17年末に全線開通へ


ニュース 運輸 作成日:2014年2月18日_記事番号:T00048672

高雄の台鉄地下化、17年末に全線開通へ

 行政院と高雄市政府が共同で出資し、2006年から進めている高雄の台湾鉄路(台鉄)地下化工事について、当初計画していた段階的な開通から、17年12月末に全線を一気に地下化する方針に変更した。既に工事は83%が完成している。総投資額は998億6,900万台湾元(約3,400億円)。18日付工商時報が報じた。


楊秋興・行政院政務委員(中)は17日工事現場を見学し、台鉄の高雄~台北間の所要時間を4時間に短縮したいと語った(17日=中央社)

 地下化工事は▽左営計画(新左営~内惟駅)▽高雄計画(美術館~大順駅)▽鳳山計画(正義~鳳山駅)──の3計画に分かれており全長は15.3キロメートル。既存の左営駅、高雄駅、鳳山駅に加え、7駅が新設される。地下化に伴い新設予定の「美術館駅」では、高雄捷運(KRTC)や建設中の環状ライトレール(軽量軌道交通、LRT)との乗り換えが可能になる。

 また、完成後は踏切7カ所と道路の立体交差16カ所を撤去するため、利便性が高まり周辺の地価上昇も期待される。台鉄は高雄駅周辺の10.27ヘクタールにレジャー広場やホテル、オフィスを含む商業ビル2棟の建設をOT(運営、譲渡)方式で計画中で、既に同市政府の都市設計委員会に開発案を提出済みだ。