大韓貿易投資振興公社（KOTRA）台北貿易館は18日、台北で韓国企業による共同求人説明会を開いた。19日付工商時報が伝えた。
KOTRAは台湾に留学中の韓国人学生を対象とする求人説明会を開いたことはあるが、台湾人にも対象を広げた説明会を開催するのは初めてだ。韓国企業が提示する初任給は４万台湾元（約13万円）からだという。
KOTRAの梁章錫（ヤン・ジャンソク）台北貿易館長は「韓国企業は台湾で利益を上げており、台湾に還元すべきだ。台湾の青年失業率は13％に達しており、就業機会を提供すれば、韓国企業のイメージアップにもつながる」と述べた。
説明会には当初、韓国企業30〜40社が参加意向を示していたが、昨年末にかけての業績悪化で、実際に参加した企業は８社にとどまった。求人枠約30人に対し、求職者は100人を超え「狭き門」となった。
なお、同説明会には韓国を知る人材を求めて、オンラインゲーム最大手の智冠科技（ソフトワールド・インターナショナル）など台湾企業２社も参加した。
