ＣＫＹＨアライアンスに所属する陽明海運（ヤンミン・マリン・トランスポート）の盧峰海董事長は18日、長栄海運（エバーグリーン・マリン）が今後ＣＫＹＨアライアンスに加盟し、「CKYHE」として早ければ５月から欧州線で提携すると述べた。長栄海運は、加盟に向けて協議中で、まだ契約していないと説明した。業界では、両社が同じ海運アライアンスに加盟して協力すれば、コストが削減でき今年の業績にプラスとなるとみている。19日付経済日報が報じた。
陽明海運の盧董事長（右）は今年上半期は「夜明け前の暗闇」だが、需要は徐々に改善し15年に市況は好転すると述べた（18日＝中央社）
盧董事長は、ＣＫＹＨアライアンスの欧州線は現在７本だが、長栄海運の加盟で９～10本になると指摘。１本当たりの寄港地が減り、運航時間を短縮できる他、ネットワーク拡大や便数増加で競争力が増し、サービスの質が向上すると述べた。
長栄海運の加盟で、ＣＫＹＨアライアンスは欧州線の市場シェアが26％に拡大し、Ｇ６アライアンスの19％を超え、Ｐ３ネットワークの45％に続く見通しだ。
