ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年2月19日_記事番号:T00048704
ねじ業界団体の台湾区螺絲工業同業公会の統計によると、2013年通年のねじとナットの総輸出量は前年比5.8%増の146万トンで過去最高だった。09年2月から欧州連合(EU)が、中国製ねじに対し最高85%の反ダンピング税を課したことで、台湾メーカーへの発注切り替えが相次いだことが主因だ。19日付工商時報が報じた。
一方、平均単価は1キログラム当たり2.64米ドル(同3.9%下落)。輸出総額は38億6,000万米ドル(同1.6%増)だった。
EUでの中国メーカーへの反ダンピング措置は今年1月末が期限だったが、欧州のねじ業界が昨年、再調査を求めたため今年から再調査が行われている。来年1月末にも結果が出る見通しで、再度ダンピングが認められればさらに5年間の反ダンピング課税が課される。
業界関係者は、台湾メーカーは欧州市場において、発注切り替え効果で競争力が高まったと指摘。今年も同市場で好調を維持するとの見方を示した。
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