ニュース 食品 作成日:2014年2月20日_記事番号:T00048735
飲料大手、黒松の張斌堂董事長は19日、チョーヤ梅酒の台湾独占代理権を取得し、今月末から「本格梅酒」「宇治茶梅酒」など13種類の商品を順次発売すると宣言した。小売価格を従来より5~15%下げる他、若者をターゲットにテレビ広告を行い、レストラン、カラオケボックス(KTV)など取り扱い店を広げる。20日付経済日報などが報じた。
黒松の張董事長。若者や女性に人気で日本市場シェア約40%のチョーヤ梅酒は、台湾でも梅酒ナンバーワンブランドだ(19日=中央社)
チョーヤ梅酒はワイズニュースの取材に対し、これまで他社と契約していたが、今後は黒松1社が販売すると説明。台湾で屈指の飲料メーカーで広い販売網を持つため、配荷率向上が期待できると指摘した。また、チョーヤの飲料を共同開発し、台湾向けに販売できる可能性も秘めており、アルコールを飲む人以外にも幅広くチョーヤを知ってもらうチャンスとの認識を示した。13種類の商品に続き、徐々に取り扱い商品を増やす予定で、今年は約20~30種類の投入を目指しており、出荷額は台湾全盛期の10億円が目標だ。
王銘泉・代理事業処総監によると、これまでチョーヤ梅酒は量販店、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどで販売されており、年間売上高は1億台湾元(約3億4,000万円)だった。台湾のアルコール市場成熟に伴い、近年チョーヤ梅酒の台湾販売は減少しているという。チョーヤ梅酒は1994年に貿易会社の冰如が台湾に初めて導入した。
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