ニュース 電子 作成日:2014年2月20日_記事番号:T00048740
20日付電子時報によると、IC設計の威盛電子(VIAテクノロジーズ)は、同社が長年にわたり蓄積したX86互換プロセッサー関連の技術および開発人材を、昨年1月に中国国有企業の上海聯和投資と合弁で設立すると発表した新会社(VIAの出資比率は19.9%)に移転させているとの観測が出ている。
VIAは既に自社ブランドのX86プロセッサー出荷を停止することを決めたとされ、観測が事実とすれば、同製品の歴史に幕が下ろされることになるほか、同技術が中国の政府系企業に移されることを意味する。
これについてVIAは「X86プロセッサー事業は継続中で、市場のうわさにはコメントしない」としている。
なお、ハイテク産業の振興に注力する中国政府は、国産プロセッサー「龍芯」を独自開発しているが、製造プロセスや技術、製品性能においてインテルやAMDに遠く及ばず、同国ブランドも採用を避ける状況にある。
またVIAの技術もインテルやAMDには大きく後れを取っているが、基礎的な開発能力は備えているため、中国が目指すプロセッサーの開発力強化に一定の役割を果たすとみられる。
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