ニュース 金融 作成日:2014年2月21日_記事番号:T00048754
台湾工業銀行の駱錦明董事長は20日、年内に短資会社の中華票券金融の合併手続きを完了した上で、将来的に商業銀行を買収し、金融持ち株会社を設立することに前向きな意向を明らかにした。21日付工商時報が伝えた。
駱董事長はまた、「合併という目標を達成するためなら、自分が董事長を務めなくてもよい」と述べた。ただ、経営は生え抜きが担当すべきだとし、自身は「一線を退いて総裁を務めることも可能だ」とした。
現行法令で金融持ち株会社の免許を取得するには、総資産が7,500億台湾元(約2兆5,000億円)を超える必要がある。台湾工銀は中華票券の買収で総資産が3,900億元余りに増えるが、さらに金融持ち株会社の設立には、総資産が3,000億元を超える商業銀行の合併が必要になる。
駱董事長は、台湾工銀が商業銀行の免許を取得する上で、金融監督管理委員会(金管会)が商業銀行の買収のみを望んでいることについて、「選択肢が狭過ぎる」とし、銀行以外の買収も認めるか、金融持ち株会社の設立基準を緩和すべきだと主張した。
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