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工作機械4社、保証期間2年に延長へ


ニュース 機械 作成日:2014年2月21日_記事番号:T00048760

工作機械4社、保証期間2年に延長へ

 工作機械メーカーの台中精機廠(ビクター台中・マシナリー・ワークス)、永進機械工業(YCM)、台湾麗馳科技(リッツ・ハイテック)、百徳機械(クエーサー・マシン・ツール)の4社は20日、今後3年以内に海外向けに販売した製品も保証期間を2年間に延長すると宣言した。台湾向けの製品は昨年までに保証期間を2年間に延長している。21日付工商時報が報じた。

 保証期間の延長で、当初は生産コストが増加するが、従業員教育や製造管理の徹底で競争力が向上し、結果としてコストを削減できると見込む。

 台中精機は5年前に台湾メーカーで初めて保証期間を2年に延長した。アフターサービスに関するコストは当初1~2割増加したものの、今では社内の改善で製品の品質が安定し、コストを3割削減できたようだ。

 リッツ・ハイテックは、米国メーカーから最低25カ月、欧米メーカーから30カ月の保証期間を求められ、既に2年間に延長した。

 同4社や部品メーカー40社以上から成る業界団体「Mチーム連盟」は同日、改善成果発表会を開催した。会長を務める陳伯源・永進機械董事長は、台湾の工作機械景気は徐々に回復し、第3四半期には好転、2015~16年はもっと良くなると見通しを示した。