液晶パネル大手、友達光電（ＡＵＯ）の彭双浪（ポール・ポン）総経理は20日の新春記者会見で、今年は曲面型テレビ用パネルに注力し、市場シェア首位を目指すと宣言した。同社は昨年末、世界で初めて量産した。21日付工商時報などが報じた。
テレビ用曲面パネル価格は平面パネルの1.2～1.3倍まで差が縮まっている（20日＝中央社）
蔡国新（ミシェル・ツァイ）ビデオ製品ディスプレー事業グループ総経理は、昨年日本メーカーに65インチ曲面テレビパネルの出荷を開始したが、今年は42～65インチの全製品を生産できると説明。韓国メーカーには絶対負けないと自信を示した。
中国の労働節（メーデー、５月１日）連休に向け、３月から50、55、65インチの超高解像度４Ｋ２Ｋの曲面パネルを中国ブランドに出荷すると説明した。市場では労働節シーズンの見通しは良くないが、蔡総経理は、新製品がけん引し、売れ行きが期待できると述べた。
