ニュース 社会 作成日:2014年2月24日_記事番号:T00048774
世界のスポーツファンの目が集まったソチ五輪で繰り広げられる熱戦の陰で、冬季五輪とは無関係の競技で台湾チームが華々しい活躍を見せていた。
優勝した男子560キロ級チーム。練習の激しさからマメが潰れ、文字通り血のにじむ努力が実った(22日=中央社)
ソチ五輪と重なる2月20〜23日、2年に1度の「TWIF 世界インドア綱引選手権大会」がアイルランドで開催された。実は台湾は綱引き強国で、特に女子代表は2006年に同大会の520キログラム級で初優勝して以来、4連覇(520キロ級は10年より540キロ級へ移行)を達成していた。
今回、女子540キロ級は惜しくも決勝で中国に破れ5連覇はならなかったものの、女子500キロ級では逆に中国を撃破して2連覇を達成。また前回大会(スコットランド)でシューズの裏にすべり止めを塗ったとして失格となった男子560キロ級では見事雪辱を晴らし、初優勝を飾った他、男子600キロ級で準優勝、男女混合600キロ級でも優勝と輝かしい成績を残した。
南投高級中学(高等学校)の生徒が中心となって結成された前回大会の男子560キロ級代表チームは、審判長への抗議もむなしく失格が確定した際、大粒の涙を流して会場を去ることになった。この時、陳建文コーチは「必ずリベンジを果たす」と宣言したが、今回、これを実現した形だ。
ただ、優勝までの道のりは生易しいものではなかった。南投高中を卒業後、明道大学や台湾体育大学など別々の大学へ進んだ当時の代表メンバーは再び代表に召集されるや、休日もなく毎日午前6時からの特訓に明け暮れ、今年の春節(旧正月)も3日間のみ休んで練習を再開した。さらに大会直前には冬の積雪で知られる合歓山で2度合宿を行い、アイルランドの寒い気候に備えた。
こうした努力が実り、見事リベンジを果たした代表チームには盛大な祝賀式典が用意されている他、政府から1人当たり60万台湾元の報奨金が贈られる予定だ。
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