ニュース 政治 作成日:2014年2月24日_記事番号:T00048779
国民党の連戦名誉主席の長男で、同党中央委員の連勝文氏(44)は24日午前、台北市大同区の円環(ロータリー)で今年11月の台北市長選への出馬を正式に表明した。
連勝文氏。出馬表明に連戦氏は姿を見せなかった(24日=中央社)
連勝文氏は「台湾双核心(ダブルコア)」をスローガンに、東区(市内東部)に比べにぎわいを失っている西区(市内西部)の復活などを公約に掲げた。
記者会見した連勝文氏は「きょう以降、人生は今までと異なる道を歩み、大きな責任を背負うことになる。長期にわたり考えた末、出馬を決めた」と述べる一方、当選した場合には、市長の俸給を全額公益目的に寄付する意向も表明した。
国民党の出馬候補は党内選挙で最終決定する。一時候補に浮上した江宜樺行政院長が出馬を見送る中、蔡正元立法委員ら数人が党内選挙に出馬意向を示しているが、最終的に党内で次期リーダーと目され、知名度が高く、企業経営で経済面への強みをアピールする連勝文氏が順当に候補に選ばれるとみられる。
野党・民進党陣営からは無所属で政治経験に乏しい医師、柯文哲氏が出馬するとみられ、選挙戦は連勝文氏と事実上の一騎打ちとなる可能性が高い。
連勝文氏は馬英九政権への強い風当たりに加え、連戦氏の息子という「親の威光」で出馬したのではないかとの批判にさらされ、序盤から苦しい戦いを強いられる見通しだ。既に支持率で柯文哲氏に劣るとの世論調査結果も出ている。国民党が馬英九前市長(現総統)、郝龍斌現市長と4期務めてきた台北市長の座を守れるかどうかが注目される。
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