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アジア2位集団からの脱落、馬総統の責任=李登輝元総統


ニュース その他分野 作成日:2014年2月24日_記事番号:T00048782

アジア2位集団からの脱落、馬総統の責任=李登輝元総統

 国家発展戦略を統括する新官庁、国家発展委員会(国発会)の管中閔主任委員が先週、1970~80年代に急速に発展した「アジア四小龍」(台湾、韓国、香港、シンガポール)から台湾が脱落したとの認識を示したことに対し、李登輝元総統は22日、その認識の通りで、馬英九総統が悪化させたと指摘した。馬政権の中国偏重姿勢を批判したものだ。23日付自由時報が報じた。


李元総統は、今や中国に投資した方が稼げるから誰も台湾に投資しないと嘆いた(22日=中央社)

 李元総統は、台湾の経済不振の原因は、中国投資の開放で台商(中国で事業展開する台湾系企業)が中国で稼ぐようになったことだと強調。台湾は現在、就業機会が減少し、失業者は増加、所得の分配も不均衡となったと指摘した。投資を増やし、就業機会を増やすためには、中小企業の技術問題をよく考えなければならないと述べた。

 また、世界経済は人民元でなく米ドルを中心に回っているのと同様、経済を考える上で台湾だけでなく世界に目を向けなければならないと訴えた。