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衣蝶従業員がスト、銀行の商標権仮差し押えに抗議


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年1月10日_記事番号:T00004879

衣蝶従業員がスト、銀行の商標権仮差し押えに抗議


 衣蝶百貨(イデー)の台湾全土の全4館の従業員300人が、10日と11日の2日間、台北市南京西路の台北館入り口前に座り込み、兆豊銀行に対する抗議活動を行った。同行が昨年11月に裁判所に請求した商標権仮差し押えによって、衣蝶百貨の譲渡先決定が遅れ、2,000人の従業員と家族の生活が圧迫を受けているというのが抗議の理由だ。中央社が10日報じた。
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デパートの社員たちによるスト抗争は、初めての出来事と報じられている(10日=中央社)  
 
 中国力霸忠孝分公司産業工会の楊淑媛常務理事によると、衣蝶が所属する中国力霸は兆豊銀行に対し37億5,000万元(約127億円)の債務を抱えていたが、力霸集団の大規模横領事件発生後、力霸は兆豊銀行に対し16億を返済。兆豊銀はさらに力覇傘下の冬山河セメント工場を競売にかけて30億元を得ており、すでに債務は完済された状態になっているいう。

 ストによる抗議活動は事前の予定通り、台北市の台北館とIDEE-S館で午前10時30分から開始されたが、立法委員の選挙期間中のため抗議活動に許可が下りておらず、11時を過ぎるとスト参加者は館内に入り抗議活動を続けた。