ニュース 電子 作成日:2014年2月24日_記事番号:T00048797
パソコンブランド大手、宏碁(エイサー)の林顕郎・大中華区総経理は21日、同社にとって今年は調整の年で、経営を安定させ、成長軌道を取り戻すと表明した。22日付経済日報が報じた。
林エイサー大中華区総経理(右2)。第26回国際情報オリンピック(IOI)の台北7月開催をエイサーはPCなど800台以上を提供して協力する(21日=中央社)
エイサーは同日、17日から5日間にわたる経営管理会議を終えた。同会議は施振栄(スタン・シー)董事長と1月就任の陳俊聖(ジェイソン・チェン)執行長が主宰し、林大中華区総経理のほかオリバー・アーレンス欧州総経理など、アジア太平洋、米国など各地域の主管が台湾に集結した。
エイサーは1990年代の低価格競争、00年代のIT(情報技術)バブル崩壊を乗り越えてきた。PC市場縮小という3度目の危機に対し、昨年11月から施董事長の復帰など経営陣の交代や組織再編を進めており、今回の会議で第3次改革の内容が大方固まったもようだ。
4月のマイクロソフト(MS)のウィンドウズXPサポート終了について、林大中華区総経理は、企業が安全管理体制などを考慮し、PCの買い替えが加速するとみている。エイサーは商用市場の部署を強化するなど準備ができていると述べた。
業界では、中国ではPCの6割がウィンドウズXP搭載で、買い替えが急速に進むとみられている。
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