ニュース 社会 作成日:2014年2月25日_記事番号:T00048803
16年間にわたり逃亡を続けていた指名手配犯の女(48)が、今月初めにフェイスブックの所在地通知機能「チェックイン」を利用したことで警察に居場所が知れ、時効まであと14日に迫りながら逮捕された。
この女は「麻酔薬品管理条例」違反で懲役5年8月の判決を受けた後に行方をくらました。1998年1月2日に指名手配されたが、捜査の網をかいくぐって逃亡を続け、今年3月8日に時効を迎えるはずだった。
なお今回、彼女を逮捕したのは指名手配犯追跡の名人として知られ、今年の春節連休に1人で手配犯5人の確保に成功した台南市玉井派出所の王者音所長。
王所長は約2年前からこの女性手配犯の追跡を開始したが、長年高雄に住んでおり、結婚して子どもがいるということまでは分かったが、その後の行方が一向につかめなかった。
そこで王所長は、近年利用が増えているフェイスブックやLINE(ライン)といったスマートフォンなどのコミュニケーションアプリを捜査に活用しようと考えた。同アプリを使って女の周辺から情報を集め、ついにフェイスブック上で彼女の夫の名を突き止め、その「友達」リストに犯人と名前が1文字違いの女性を見つけた。
その後、この女性のフェイスブックページを詳しく確認したところ、レストランで食事をするたびに「チェックイン」していたことが判明。さらに今月初めに彼女が自分の誕生日に友人たちと食事をした際に撮影した写真をアップロードしており、指名手配犯本人であることが確認された。
その後、「チェックイン」した場所を手がかりに捜査を進め、ついに先週、女が娘を学校に送った後、自宅に戻ろうとするところを逮捕した。
しかし、指名手配犯が自分の写真をインターネット上にアップロードしたり、居場所を通知するとは何とも間抜けな話だ。
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