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1月の工業生産指数、春節連休で1.78%低下


ニュース その他製造 作成日:2014年2月25日_記事番号:T00048805

1月の工業生産指数、春節連休で1.78%低下

 経済部統計処が24日発表した1月の工業生産指数は100.91ポイントで前年同月比1.78%低下と、マイナス成長に転じた。工業生産指数の約9割を占める製造業生産指数は100.43ポイントで同1.93%低下し、3カ月連続のプラス成長が止まった。今年は1月末から春節(旧正月)連休が始まったためだ。中央社電が報じた。

 1月の製造業生産指数のうち、電子部品業は109.97ポイントで前年同月比3.17%上昇した。モバイルデバイスの力強い需要やスマート技術の応用先拡大で、半導体の生産量増加、太陽電池や発光ダイオード(LED)の増産が貢献した。一方、液晶パネルと部品業は、パソコン、テレビ向け需要減少で同6.7%低下した。

 パソコン・電子製品・光学製品業は69.14ポイントで同14.89%低下と、製造業で最大の下落幅だった。ハイエンドスマートフォンの競争激化、テレビ、デジタルカメラなどの需要減少が原因だ。

 今後の見通しについて経済部は、台湾の半導体、光学部品は高い競争力を持つことから、電子製品の相次ぐ発売や多様化で増産が続くと予測。2月の製造業生産指数はプラスに転じ、1~2月合わせてもプラス成長の可能性が高いとしている。