ニュース 農林水産 作成日:2014年2月26日_記事番号:T00048837
台湾中南部のエビ養殖場で違法に育てられていたオーストラリア原産のザリガニに1月、「ザリガニペスト」と呼ばれる伝染病が発生していたことが明らかとなった。密輸されたザリガニの稚魚が感染していた、または養殖場の水質が悪かったことが原因とみられるが、これに対し行政院農業委員会(農委会)動植物防疫検疫局(防検局)は3月からザリガニを検疫項目に加え、感染防止に努めると表明した。26日付中国時報が報じた。
レッドクローは1斤(約600グラム)当たり400台湾元(約1,350円)とバナメイエビの2倍以上だ(25日=中央社)
今回、伝染病が発生したのは「レッドクロー」と呼ばれるザリガニで、現在輸入は認められていない。しかしバナメイエビやウシエビに比べ単価が高いことから飼育する養殖業者が増えており、販売目的も観賞用からに食用に広がっている。
防検局によると、今回ザリガニペストが発生した養殖場は苗栗県の3カ所、彰化県および屏東県の各1カ所で、飼育されていた22万4,000匹のうち約7割に当たる16万匹が発病、15万匹が既に死亡したという。
なお台湾産エビへの影響について防検局は、「ザリガニペストは他のエビに感染することはない」と説明している。
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