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北部の余剰物件、今年10万件へ


ニュース 建設 作成日:2008年1月10日_記事番号:T00004884

北部の余剰物件、今年10万件へ


 台北市、台北県、基隆市、桃園、新竹の5地域の2006年から07年末にかけての不動産の余剰物件が計7万6,478件、販売額にして7,415億台湾元(約2億5,000万円)に上っていることが住展雑誌の調査で明らかになった。新規開発案件および販売率の状況から、今年通年の余剰物件数は10万件、金額にして1兆元の大台に乗るとみられる。10日付中国時報が報じた。
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 余剰物件数が最も多いのは台北県(3万3,631件)で、次いで桃園(2万2,914件)、新竹(1万1,319件)の順。

 住展雑誌によると、06年の新規開発案件の販売額は7,817億元、07年は18%増の9,221億元で増加傾向にある。現在の合計販売額は7,415億元、販売率は40~50%であることから、余剰物件の消化には少なくとも約1.6年かかる計算になる。不動産開発企業は総統選後の市場を好感しているものの、余剰物件の多さから見て、大規模な開発推進は行うべきではないというのが同誌の見解だ。