ニュース 運輸 作成日:2014年2月27日_記事番号:T00048868
江宜樺行政院長は26日、国土保育専案小組(専門小委員会)の報告を踏まえ、台湾の主な山脈を横切る山岳道路の新規整備を原則として取りやめ、拡幅も慎重に行う方針を指示した。27日付聯合報が伝えた。
今回の方針決定は、清境風景特定区(通称・清境農場)での違法民宿問題、こうした乱開発の実情を題材とするドキュメンタリー映画「看見台湾」の反響などがきっかけとなった。
江行政院長は「交通部が未整備の省道については、直ちに予算編成から除外し、環境被害を防ぎたい」と述べた。また、先住民の生活への配慮も理由として挙げた。
ただ、地方からは失望の声も上がっている。環境への配慮と同時に、観光振興や既存の道路の安全性向上も重視すべきとの意見が根強いためだ。
新北市の烏来地区と宜蘭県を結ぶ「烏宜公路(台9甲線)」の整備を期待していた宜蘭県の呉沢成副県長は「一律取りやめるのではなく、個別に状況を分析すべきだ。山岳道路であれば建設しないというのは軽率過ぎる」と批判した。
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