ニュース 石油・化学 作成日:2014年2月27日_記事番号:T00048875
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)は高雄港の洲際貨櫃中心(大陸間コンテナターミナル)第2期工事で造成予定の埠頭(ふとう)に、容量1万5,000〜2万トンのエチレン貯蔵タンクを設置する計画だ。早ければ2022年からの運転開始を見込む。台湾中油(CPC)の第5ナフサ分解プラント(高雄市楠梓区、通称五軽)の、来年の閉鎖・移転がほぼ確実となる中、同社は高雄市でのエチレン供給体制の充実を図る。27日付経済日報が報じた。
台塑はグループ企業の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)が第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)で生産したエチレンを同タンクに保存し、自社の林園工場(高雄市林園区)のポリエチレン(PE)生産ライン、仁武工場(同仁武区)の塩化ビニルモノマー(VCM)生産ラインなどに供給する予定だ。
また、台聚集団(USIグループ)も同埠頭に容量1万トン以上のエチレンタンクを設ける計画で、同じく早ければ22年からの運転開始を見込む。同社は中国福建省・古雷半島でのナフサ分解プラント投資計画に参加しており、将来的には古雷半島で生産されたエチレンを新タンクに保存し、台湾の川下メーカーに供給する可能性もある。
両社の新タンクの投資額は計20億〜30億台湾元(約68億〜100億円)とされる。
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