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有名鍋料理の「鼎王」、市販スープのもと使用認める


ニュース 商業・サービス 作成日:2014年2月27日_記事番号:T00048877

有名鍋料理の「鼎王」、市販スープのもと使用認める

 32種類の漢方材料を鍋のスープに使用しているとうたい人気となっていた鍋料理チェーン「鼎王麻辣鍋」が市販されている鶏がらスープのもとを使用していたことが明らかとなり、台中市衛生局は27日、不当表示に対し罰金20万台湾元(約68万円)を科した。27日付蘋果日報などが報じた。


スープのもとの使用発覚後も来店客の姿がみられた(26日=中央社)

 鼎王のスープのもと使用発覚は、有力週刊誌の壱週刊が「同チェーンのスープに使用される一部食材から農薬、水銀、カドミウムなどの残留が認められた」と報じたことが発端となった。

 報道を受けて鼎王は、台中市のセントラルキッチンをメディアに公開。従業員が製造プロセスを説明した際にスープの材料としてタマネギ、リンゴ、ナシ、豆板醤などを挙げた後、「クノールの鶏ガラスープのもとを4つ加える」と語った。

 健康的なイメージを強調していた同チェーンが化学調味料を使用していたことに対し、インターネット上などで批判の声が上がっているが、鼎王側は「ホームページに『天然(食材)』の使用を強調してはいない」と釈明した。ただ、グループブランドの「無老鍋(不老鍋)」にもスープのもとを加えているかとの質問には答えなかった。

 なお、農薬などの残留については早ければ1週間後に検査結果が出る見通しだ。