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中国の液晶パネル工場、2年で16基増へ


ニュース 電子 作成日:2014年2月27日_記事番号:T00048880

中国の液晶パネル工場、2年で16基増へ

 中国で液晶パネルの新工場建設が相次いでおり、今年から2016年にかけて16基の稼働が見込まれている。今年、来年の中国での液晶パネル工場への投資額は世界全体の70%を占める見通しだ。台湾勢も友達光電(AUO)、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の中国・天億顕示科技、中華映管(CPT)がハンドヘルドデバイス市場攻略のため、低温ポリシリコン(LTPS)の6世代工場建設を計画している。27日付工商時報が報じた。

 最も積極的に生産能力拡大を図っているのは京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)で、既存の第6世代工場の生産能力を9万枚から11万枚に引き上げる他、酸化物半導体TFT(Oxide TFT)で1万枚増強する。また、合肥(安徽省)にLTPSの6世代工場(生産能力2万5,000枚、15年末量産予定)、重慶で同社3基目となる8.5世代工場を新設する。重慶工場では、アモルファスシリコン(a-Si)、Oxide TFT、アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)など各種技術を採用する見通しで、15年中ごろの量産を見込む。

 深圳市華星光電技術(CSOT)は、既存の8.5世代工場(生産能力12万枚)に加え、同世代工場1基を着工した。15年末の量産を見込む。武漢(湖北省)にはハンドヘルドデバイス市場を狙ったAMOLEDの6世代工場の新設も計画している。