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豚肉価格が過去最高更新、弁当値上げも


ニュース 農林水産 作成日:2014年3月3日_記事番号:T00048893

豚肉価格が過去最高更新、弁当値上げも

 生きた豚の卸売価格が過去最高に達し、年央の供給不足が懸念されている。セブン−イレブンは魯肉飯(豚肉のかけご飯)を5台湾元引き上げ50元(約170円)に、老舗の排骨(豚のスペアリブ)店「金軒排骨」は弁当を10元引き上げ120元とした。宜蘭や花蓮で食肉を取り扱う市場は週休1日を2日に増やしている。3日付蘋果日報が報じた。


公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)は、価格カルテルがないか目を光らせている(27日=中央社)

 市場の生きた豚の卸売価格は1キログラム当たり81.72元と、前年同期比28%上昇した。昨年10月からの疫病で子豚が3~4割に当たる21万~30万頭死んだとされ、行政院農業委員会(農委会)畜牧処は、供給不足を見込んだ食肉業界の買い占めで豚肉価格が上昇したと指摘した。

 農委会は今年7月から1日当たり1,500~2,000頭の供給不足になると予測。先週、業界団体に対し米国、カナダ、デンマークなどからの冷凍豚肉の輸入を求めた。3月中に第1弾が届く見通しだ。

 また、白米の小売価格上昇も止まらず、よく食べられる「禾更」の品種で1キロ当たり41.94元と過去最高だ。一方、鶏肉価格は安定を取り戻したが、地鶏で1台斤(約600グラム)当たり55元と前年同期比6元高だ。