ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年3月3日_記事番号:T00048904
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)の高雄K7工場で発覚した違法排水をきっかけとして、中南部を中心に台湾全土で取り締まりが強化された結果、これまでに工場11カ所が操業停止を命じられた。うち8カ所はねじ加工に必要な酸洗い、電気めっきの工場だった。3日付経済日報が伝えた。
取り締まり強化を受け、操業停止を命じられた工場以外にも、自主的に操業を取りやめる工場が相次ぎ、これまでに酸洗い、電気めっきを営む工場の80%が操業を停止した。中には合法的に登記していない「地下工場」も多いとされる。
業界全体に操業中止が広がった結果、電気めっき価格が30%上昇したほか、納品が2~3カ月遅れる影響が出ている。業界関係者からはこのままではサプライチェーンが断絶しかねないと懸念する声も上がっている。
ねじ生産世界最大手、晋禾企業集団の蔡永裕董事長は2日、「皆が震え上がっている」と述べ、先行きに不安感を示した。今週中にも高雄市政府環境保護局とねじ業界は解決策を協議する。
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