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白牌タブレット需要低下、台湾部品メーカーに打撃も


ニュース 電子 作成日:2014年3月4日_記事番号:T00048943

白牌タブレット需要低下、台湾部品メーカーに打撃も

 タブレット型パソコン市場は最近、成長の主力が新興市場に移っているが、インドやブラジルでは現地通貨の下落に伴いホワイトボックス(ナショナルブランド以外の総称、中国語は白牌)メーカーの利益を圧迫。出荷量の低下につながっており、こうしたメーカーを余剰在庫の消化先として活用している台湾の関連部品メーカーに打撃が懸念されている。4日付電子時報が報じた。

 大手ブランドがタブレット型PC価格を継続的に引き下げる中、ホワイトボックスメーカーもこれに合わせて値下げを行わざるを得ず、7インチ製品の末端価格は既に100米ドルを割っており、利益に深刻な影響が出ている。

 なお今年の世界タブレットPC市場は昨年の約2億3,000万台から2億7,000万台に成長すると予測されているが、その55%をアップルとサムスン電子が占める中、大手ブランドのサプライチェーンに食い込むことのできない関連部品メーカーは、中堅またはホワイトボックスからの受注に依存せざるを得ない状況となっている。

 また中国の部品メーカーが最近、技術力を高めていることも台湾メーカーにとって大きな脅威となっているようだ。