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南亜科技、60〜80%減資を計画か


ニュース 電子 作成日:2014年3月4日_記事番号:T00048945

南亜科技、60〜80%減資を計画か

 4日付工商時報によると、台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAMメーカー、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)が60〜80%の減資を計画しているとされ、事実とすれば減資額は1,400億〜2,000億台湾元(約4,700億〜6,700億円)と、台湾株式市場で過去最大となる見通しだ。同社は今月半ばに開催する董事会で減資についての協議を行う。

 南亜科技は昨年、6年連続の赤字を脱し、黒字転換を果たしたが、2007〜12年の累計損失額は1,610億元に上っている。また台プラグループは、DRAM事業を維持するため、継続して南亜科技に資金注入を行っており、同社の時価総額は昨年末時点で2,390億6,100万元と、台湾株式市場で台湾積体電路製造(TSMC)に次いで2位となっている。

 こうした中、南亜科技の高啓全総経理は、「今年最大の期待は信用取引規制銘柄の指定解除と財務状況の改善」と語り、減資計画が董事会と株主会で認められれば最短で年末までに信用取引規制が解除されるとの見通しを示した。