ニュース 金融 作成日:2014年3月5日_記事番号:T00048960
金融監督管理委員会(金管会)が4日発表した1月末時点の統計で、合作金庫商業銀行の中国・蘇州支店で延滞債権比率が0.41%だった。台湾の銀行が中国に進出して3年がたつが、延滞債権比率が0%以外となったのは初めて。5日付経済日報が報じた。
合作金庫の蘇州支店の延滞債権は2,800万台湾元(約9,400万円)。中小規模の台商(中国で事業展開する台湾系企業)1社に対する融資で、シンジケートローン(協調融資)ではないため他行への影響はない。蘇州支店の融資残高は67億6,600万元。
台湾資本の銀行は中国進出で毎年利益を上げており、昨年の利益は前年比85%増の16億4,600万元だった。業界では、今後も拠点増加で利益が拡大するとみられている。一方、シャドーバンキング(影の銀行)拡大で、台湾の銀行のリスクが高まる可能性があり、与信管理に注意が必要だ。
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