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台プラの寧波合成ゴム工場、Q3稼働へ


ニュース 石油・化学 作成日:2014年3月5日_記事番号:T00048977

台プラの寧波合成ゴム工場、Q3稼働へ

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下で合成ゴム事業を手掛ける台塑合成橡膠工業の王文堯総経理は4日、同社が中国・浙江省寧波市に建設中の合成ゴム工場が第3四半期に稼働するとの見通しを明らかにした。同工場の年産能力はブチルゴム(IIR)5万トンだが、今後15万トンまでの拡充を計画している。5日付経済日報が報じた。

 台塑合成橡膠は、台プラ傘下の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)、南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)が合弁で2007年に設立した。今回、建設中の工場の年産能力を7万5,000トンまで拡充する他、さらに同規模の工場1基を建設する計画で、総投資額は150億〜180億台湾元(約500億〜600億円)に拡大する見通しだ。

 台プラ主管は、「中国のタイヤ市場は毎年8〜10%成長している他、医療、建材関連の内需は活発だ」と楽観見通しを示した。

 なお証券会社は、現在のブチルゴム価格、1トン当たり4,000米ドルから考えると、新工場の稼働で年間80億元以上、拡充後には同160億元以上の売上高が見込めると指摘している。