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AUO前総経理、パインケーキ人気店に転身


ニュース 商業・サービス 作成日:2014年3月7日_記事番号:T00049016

AUO前総経理、パインケーキ人気店に転身

 液晶パネル大手、友達光電(AUO)でかつて総経理を務めた陳来助氏(51)が昨年6月に同社を去った後、パイナップルケーキの人気店「微熱山丘(サニーヒルズ)」の顧問に転じ、今年1月には執行長に就任していたことが分かった。ハイテク業界から畑違いの転身ながら、アイデア力などかつての経験を生かし、サニーヒルズに新たな成長をもたらすと期待されている。7日付工商時報が報じた。

 サニーヒルズの創業者、許銘仁氏もハイテク業界出身だ。以前より面識があった陳氏がハイテク業界をリタイアした後は台湾の農業で何か作りたいと考えていることを知り、同社執行長を依頼した。

 サニーヒルズは台湾産パイナップルを100%使用したパイナップルケーキで知られる。08年に創業、09年に南投県の畑の中で販売を開始した。現在は台北、上海、シンガポールの他、南青山(東京都港区)に昨年12月オープンの日本1号店がある。

 陳氏は、1999年にAUOの前身、達碁科技に入社。その後35歳の若さで工場長に就任し、44歳でAUO総経理に抜擢された。2010年に赴任した米国でAUOが反トラスト法(独占禁止法)違反に問われ出国禁止となったが、12年に無罪判決を受け台湾に戻った。