ニュース 石油・化学 作成日:2014年3月7日_記事番号:T00049022
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社の2月連結売上高は1,566億7,900万台湾元(約5,300億円)で前月比8.2%減となった。春節(旧正月)で工場稼動日が減少したことに加え、中国川下企業の需要減および資金逼迫(ひっぱく)を受けた受注減が響いたと説明した。7日付蘋果日報などが報じた。
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)の連結売上高は155億7,900万元、前月比13.3%減とグループ最大の減収幅だった。ただ、中国では例年3月から建築の需要期を迎えるため、ポリ塩化ビニル(PVC)受注は満杯だと説明した。ポリエチレン(PE)も中国国営企業が減産を行っているため、3月業績は上向く見通しだ。
南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス)は240億8,000万元、同10.5%減だった。製品価格は上昇したものの、顧客が既に在庫を積み増していたため恩恵を受けられなかった。
台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は315億7,300万元、同10.4%減だった。主力製品のスチレンモノマー(SM)の販売量が減少したほか、フェノール、アセトン、ポリプロピレン(PP)工場の定期検査も業績の足を引っ張った。
台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は854億4,700万元、同5.7%減だった。
4社共に、3月は工場稼動日の増加とプラスチック業界の需要期入りで2月より改善するとの見方だ。
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