ニュース 電子 作成日:2014年3月7日_記事番号:T00049026
宏達国際電子(HTC)、ソニーモバイルコミュニケーションズなどスマートフォン大手ブランドが中低価格市場の需要を見込み、新機種を相次いで発表している。受託生産を担う華冠通訊(アリマ・コミュニケーションズ)、華宝通訊(コンパル・コミュニケーションズ、CCI)を2月末に経営統合した仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)に恩恵をもたらしそうだ。7日付工商時報などが報じた。
HTCは「デザイア310」で、中国や欧州市場でのスマートフォンへの買い替え促進を狙う(HTCリリースより)
HTCは6日、エントリーモデル「デザイア310」を発表した。アリマの受託生産で、初めて聯発科技(メディアテック)のクアッドコアを搭載し、4.5インチのWVGAディスプレイ、500万画素のカメラと、中国の新興スマートフォンブランド、北京小米科技の「紅米」より少し劣る規格だ。台湾で4月に発売し、中国、欧州市場にもほぼ同時期に投入する。
ソニーの低価格「エクスペリアE1」はアリマのODM(相手先ブランドによる設計・製造)で、3月中旬以降に出荷を開始する。これによりアリマの第2四半期出荷は300万台を回復する見通しだ。第4世代移動通信システム(4G)LTE対応、800万画素の中価格「エクスペリアM2」はコンパルのODMだ。
移動通信業界の国際見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」がスペインで2月に開催され、工業技術研究院の産業経済趨勢研究センター(IEK)の陳玲君・産業アナリストは、旗艦機種だけでなく、ロー~ミドルエンド機種、新興市場も重要な存在となってきたと指摘した。
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