ニュース 電子 作成日:2014年3月7日_記事番号:T00049031
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーの統計によると、台湾および韓国の液晶パネルメーカーの出荷のうち、バックライトモジュールを搭載しない半製品の液晶セル(オープンセル)の比率が今年は50〜70%に拡大していることが明らかとなった。7日付蘋果日報が報じた。
オープンセルの出荷比重は台湾の友達光電(AUO)と群創光電(イノラックス)が今年は50〜60%となっている。韓国メーカーでは、サムスンディスプレイが70〜80%、LGディスプレイ(LGD)が50〜55%。なお、中国メーカーはその比重が90%に達するとされる。オープンセル出荷は完成品より粗利益率がはるかに高い。
ウィッツビューの劉陳宏・研究協理は、中国のテレビブランドがコスト削減と利益向上のため、バックライトや後工程モジュール、完成機の組み立てを手掛ける自社工場を設置し、液晶パネルについては半製品を中心に調達していると指摘。これが近年、パネルメーカーによるオープンセルの出荷比重拡大につながっていると分析した。
なおAUOの彭双浪総経理は、中国が液晶パネルの輸入関税を継続して引き上げている状況の中、同社は半製品を輸出することで関税コストを抑えていると語った。
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