ニュース 社会 作成日:2014年3月10日_記事番号:T00049036
屏東県のある女性の元に先月、郵便配達員の手によって一風変わった荷物が届けられた。それは何の包装も施されていないバナナ1本に直接切手が貼られ、自宅の住所が記されたものだった。約40キロメートルを運ばれてきたにもかかわらず、まったく傷んでいるところもなかったこのバナナからは、台湾の郵便局の意地が感じられた。
なお消印から高雄市内の郵便局窓口にバナナを預けたとみられる送り主は、切手と住所のほか、バナナの表に「小心軽放(取り扱い注意)」と注意書きを、裏面に「本当に届いたらこのバナナを味わってほしい」とのメッセージを記していた。
この「郵便物」を配達した屏東県東港郵便局は、「とても驚いたが、お客様の荷物はきちんと届けたいと考え、傷が付かないようバナナをビニール袋に入れて処理した」と説明。実際にバナナを届けた配達員は「30年のキャリアの中で最も特別な郵便物だ」と語った。
宛先に記されていたのは20代の女性で、送り主は彼女の友人だった。現在、彼女は海外に留学しているため、直接バナナを受け取ることはできなかったが、東港郵便局に電話を入れ、「とてもうれしかった」と感謝を述べたという。
なお、バナナを直接受け取った81歳になる彼女の祖母は、今週土曜日に帰省する孫娘のために冷蔵庫に入れて保管してあるそうだ。祖母はこの変わった郵便物に「子どもの遊びだね」と笑いを浮かべ、祖父も「無限の創造力を生かした面白いアイデアだ」と感心している様子だ。
ただ、この「バナナに切手と住所を付けて郵便物として送る」というアイデア、実は最近、英国でニュースに取り上げられて話題になっており、送り主はこれをまねしたとみられる。
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