ニュース 電子 作成日:2014年3月10日_記事番号:T00049059
半導体景気の回復に伴い、ファウンドリーの台湾積体電路製造(TSMC)、および傘下の世界先進積体電路(VIS)、聯華電子(UMC)などの8インチウエハー工場がフル稼働で生産している。業界関係者は、第2四半期はさらに需要が高まり、生産が受注に追い付かなくなると予測した。10日付経済日報が報じた。
業界関係者によると、TSMCやサムスン電子、インテルなどの大手はハイエンドスマートフォン向け指紋認証センサーチップなどの新製品の生産を12インチウエハー、20ナノメートル製造プロセスで予定していたが、良品率や認証能力向上のため、8インチ工場での生産を決め、稼働率上昇の主因となった。なお、8インチ工場で生産しているアップルのスマートフォン「iPhone5s」向けは第1四半期に出荷がピークを迎える。さらに、タブレット型パソコンの次世代iPad、iPad mini向けも8インチ工場で生産するとの観測が浮上しており、ますます稼働率が高まる見通しだ。
その他、ロー~ミドルエンドスマートフォンや液晶テレビブランドが超高解像度4K2K製品に注力し、液晶ドライバIC、電源管理IC、微小電子機械システム(MEMS)の需要増加なども8インチ工場の稼働率を押し上げている。
これを受け、業界関係者はVIS、UMCが8インチ工場の生産能力増強に向けて同業他社の買収を行うと予測している。
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