ニュース 電子 作成日:2014年3月11日_記事番号:T00049087
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が10日発表した2月売上高は468億2,900万台湾元(約1,600億円)で、前月比9%減だったものの前年同月比では13.7%増となり予測を上回った。聯華電子(UMC)、世界先進積体電路(VIS)は前月比、前年同月比ともに予想外のプラス成長となった。ファウンドリー業界は、3月受注が前月を上回っており、第1四半期の売上高は当初予測を大きく上回る見通しだ。11日付工商時報などが報じた。
TSMCは、28ナノメートル製造プロセスの受注増や、8インチウエハー工場の稼働率上昇などによって予測を上回る売上高となった。証券会社は28ナノプロセスでクアルコム、聯発科技(メディアテック)、ブロードコムなどの大口顧客の追加受注を獲得した他、8インチウエハー工場がフル稼働、20ナノプロセス製品が相次いで生産に入ることから、3月以降は売上高が月ごとに拡大すると指摘。同社は当初、第1四半期は前期比5.4~6.7%の減収を予測していたが、3%の増収となる可能性もありそうだ。
UMCの2月売上高は103億4,200万元(前月比2.8%増、前年同月比18.5%増)、VISは18億2,900万元(前月比1%増、前年同月比27.6%増)だった。2月は春節(旧正月)で営業日が少なかったものの、両社とも液晶ドライバIC、電源管理ICなどの受注好調がけん引した。
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