ニュース 電子 作成日:2014年3月11日_記事番号:T00049088
アップルの次世代プロセッサー「A8」の量産に入ったとされる台湾積体電路製造(TSMC)の20ナノメートル製造プロセスのCMP(化学機械平坦化)工程で、材料規格に起因する問題が発生し、一部装置が停止したとの観測が出ている。これについてTSMCは、「同プロセスの生産スケジュールに遅れが生じていることは確かだが、装置を停止するまでには至っておらず、問題も既に解決した」と説明。業績への影響もないと強調した。11日付電子時報が報じた。
現在、世界で唯一十分な生産能力を備えるTSMCの20ナノプロセスは、今期量産に入り、良品率が大幅に向上していると伝えられたが、今回の問題発生は生産を急ぎ過ぎたことが原因の一つと電子時報は指摘した。
ただ業界関係者によると、TSMCは20ナノプロセスで予定を前倒しして生産に入っており、今回の問題が生産スケジュールに大きな影響を及ぼすことはないとみられる。
しかし一方、大手顧客がファウンドリー1社に生産を依存することに対するリスクを再認識し、今後、発注先を分散る可能性が高まりそうだ。
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