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不倫相手名を尻に入れ墨、破局後の訴訟でさらす


ニュース 社会 作成日:2014年3月12日_記事番号:T00049092

不倫相手名を尻に入れ墨、破局後の訴訟でさらす

 10年ほど前に不倫関係に陥ったある既婚の男女は、自分の尻に入れ墨で相手の名前を彫るほど愛し合う仲となった。しかし、その後2人は破局、財産をめぐって女性が男性を訴える事態となり、証拠として法廷で尻の入れ墨をさらすという場面が繰り広げられた。

 夫と2人の娘を持つ新北市在住の女性「素蘭(su lan)」(43)は2003年、保険業者の既婚男性、「健男(jian nan)」と知り合った。その後、健男は「妻と子どもがカナダに住んでいて寂しい」などと素蘭に言い寄り、素蘭も夫が中国に渡って同じ思いを抱えていたのか、湧き上がる欲望を抑えきれず、ついに2人はベッドを共にする関係となった。

 そして05年7月に迎えた素蘭の誕生日に2人は愛を確かめ合うべく、彼女の尻に「NAN」、健男の尻に「LAN」とそれぞれローマ字で相手の名前の一部を入れ墨で彫り込むに至った。

 しかしその翌年、素蘭は夫に不倫が発覚して離婚。彼女を深く愛していた健男は、住宅を購入してそこで同居することにしたあげく、この家を彼女の名義に変更した。さらに「素蘭と結婚する」という契約書に署名した上、互いを受取人とする保険契約まで結んだ。

 2人の関係はその後も数年間続いた。しかし10年ごろ、あろうことか健男は別の女性と恋に落ち、素蘭と別れた上、家を返還するよう裁判所に訴えた。

 この裁判で素蘭は、健男が一生彼女の面倒を見ると約束したと訴え、その証拠として自分の尻の入れ墨をさらした結果、「返還義務はない」との判決を勝ち取った。

 健男はこの判決を不服として控訴したが、二審に関する裁判所からの通知をたまたまカナダから帰郷していた彼の妻が発見。彼女が裁判の傍聴に出向いてみると、そこでは夫と元不倫相手の泥沼の争いが繰り広げられていた。

 怒り心頭に達した妻は素蘭を姦通罪で告訴。素蘭は「自分は夫と子どもを捨てた女という悪評を背負った上、健男にも捨てられた」と情に訴えて許しを願い出たが、裁判官は「相手が既婚者と知りながら関係を続け、家庭を破壊した」として懲役4月、罰金30万台湾元の判決を下したのだった。